CO
CloudOwl
Toggle navigation
用語編集
公開ステータス
必須
非公開
公開
公開日時
タイトル
必須
よみ
必須
スラッグ
必須
詳細
必須
<p>アウトソーシングとは企業の業務や機能の全部、または一部を外部の専門会社に委託することです。1980年代にアメリカで注目され始めた経営戦略の1つで、その後日本企業にも導入されるようになりました。<br /> アウトソーシングの対象になる業務は多岐にわたります。初期は社内のシステム管理といった情報システム分野から始まり、人事・総務・経理のバックオフィス分野へと拡大。他にも保有する店舗や施設の運営など、領域は広がり続けています。<br /> 日本ではコスト削減を目的としたアウトソーシングの活用が中心になっていますが、欧米ではコア事業に注力するために活用する考え方が主流です。</p> <!-- <h2>【アウトソーシングの役割が働き方の転換期に問われる】</h2> <h3>アウトソーシングの目的</h3> <p>アウトソーシングの目的は、企業が本来得意としていない業務を他社に依頼し、コアコンピタンスに注力できるようになることです。コアコンピタンスとは「企業が競合他社に対して圧倒的に優位にある事業分野や、他社にはない独自の技術やノウハウを集積している中核となる部門」です。企業はコアコンピタンスに資源やコストを投入することで、より良いサービスを生み出し、他社との差別化を図らなければなりません。アウトソーシングは、企業競争に勝つための経営戦略といえます。</p> <h3>アウトソーシングの歴史</h3> <p>1989年にあったコダックとIBMの契約(通称:コダックエフェクト)によって、アメリカでアウトソーシングが注目されるようになりました。高い技術力を持つコダックがIBMへ自社のシステム管理を一括委託したことによって、アウトソーシングがコアコンピタンスに注力するための有効な手段として認められるようになりました。<br /> 日本でも同じ頃に、バブル崩壊や事業のグローバル化、規制緩和により企業間の競争が激化。競争に打ち勝つ手段としてアウトソーシングが注目されるようになりました。</p> <h3>アウトソーシングのメリット</h3> <p>アウトソーシングを導入するメリットには「コスト削減」があります。特定の業務を得意とする専門会社に委託することで、自社でかかるコストよりも低価格で成果を上げることができます。<br /> また、アウトソーシングはリエンジニアリングの効果をすぐに獲得できる手段でもあります。「リエンジニアリング」とは、ビジネスプロセスを再構築することで競争優位の創出を可能にすること。業務の再構築と運用を専門会社に任せることで、質の高い成果と収支の改善を自社の負担を極力少なくして得られます。<br /> 一方で、アウトソーシングによってノウハウが社内に蓄積されないという課題もあります。「人材採用」といった経営の中核を成す業務においては、社内での知識や経験の蓄積を考慮したアウトソーシングの活用が理想的でしょう。</p> <h3>アウトソーシングの現状と今後</h3> <p>日本国内のアウトソーシングサービスの2017年における支出額は7,346億円に上り、今後さらに拡大すると予測されています。一方で、アウトソーシングの導入は欧米に比べて遅れているといわれます。<br /> 大企業に見られる、全ての機能を自社やグループ内で抱え込んでしまう「自前主義」は、アウトソーシングの活用を阻害します。また、アウトソーシングによって従業員の移籍や部署の統廃合を伴うため「終身雇用」を敷く日本企業には相性が悪い面もあります。<br /> 今後、労働人口は減少し、企業の在り方や個人の働き方も変化していきます。国内のアウトソーシングの活用の仕方も変化していくでしょう。来る日に備え、自社の事業を見直し、非効率的となっている事業や部門の洗い出しが必要です。</p> <p><a href="https://at-jinji.jp/words">>>「人事・労務の用語集解説」一覧へ戻る</a></p> -->
カテゴリ
カテゴリ未選択
更新日時
meta情報
title
description
アウトソーシングとは、企業の業務や機能の全部、または一部を外部の専門会社に委託すること。2017年のアウトソーシングサービスの支出額は7,346億円に達し、今後も拡大が予想されます。今回はその歴史や目的、導入のメリットをまとめました。
アイキャッチ