CO
CloudOwl
Toggle navigation
用語編集
公開ステータス
必須
非公開
公開
公開日時
タイトル
必須
よみ
必須
スラッグ
必須
詳細
必須
<p>アサーションとは、自分の意見を主張しつつ相手のことを尊重するコミュニケーションの技法です。語源は「主張、断定」と訳される英語のアサーション(assertion)ですが、コミュニケーション技法として使われる場面では相手のことを尊重する姿勢の意味も含まれています。<br /> アサーションを身に付けることで、自分の状況や気持ちなどを相手に伝わるように伝えられるといわれています。相手を不快にさせずに自分の意見を伝えるスキルとして、ビジネスに限らず日常生活でもアサーションが活用されています。</p> <!-- <h2>アサーションを身に付けることで、ハラスメント問題を減らすことができる? </h2> <h3>数字で見るハラスメントの実態</h3> <p>ハラスメント対策は企業にとって経営の重要な課題の1つです。厚生労働省の「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」によると、社内の相談窓口に寄せられたテーマの中で、パワハラは3割を超え、勤労条件やセクハラを抑え、最も多くなっています。また、平成28年までの過去3年間でパワハラを受けた従業員の割合は約3割。パワハラについて従業員から相談を受けた企業は約5割に及びました。 ハラスメントの発生は、上司と部下の間で交わされるコミュニケーションに問題があるといわれています。そこで、ハラスメントの防止策の1つとして「アサーション」が期待されています。</p> <h3>アサーションがコミュニケーションスキルとなった背景</h3> <p>1949年、Andrew Salterの『条件反射療法』の中で自己主張(アサーション)の必要性が説かれました。これがアサーションの起源とされています。やがて、神経症の治療法として自己主張(アサーション)が不安を抑制することに有効であるとわかり、不安を抑制する方法としてアサーション・トレーニングが開発されました。<br /> 自己主張には「攻撃的」と「非主張的」なものがあり、これは本来のアサーションとは区別されるものと示されました。1970年代頃から、良好なコミュニケーションを築く手法の1つとして複数の分野から注目されるようになりました。現在では社会的スキルとして世界中に広がっています。</p> <h3>自己主張の3分類</h3> <p>自己主張は大きく3つに分類できます。</p> <table align="left" border="1" cellpadding="1" cellspacing="1"> <tbody> <tr> <td> <p>アグレッシブ<br /> (攻撃的)</p> </td> <td>自分が主張したいことだけを、一方的に相手に押し付け、相手の意見については聞く耳を持たない</td> </tr> <tr> <td>アサーション</td> <td>相手の意見を尊重しつつ、自分の率直な意見を相手に伝えられる</td> </tr> <tr> <td>ノンアサーティブ<br /> (非主張的)</td> <td>相手のことを気にしすぎて、自分の主張を相手に伝えられない</td> </tr> </tbody> </table> <p>アグレッシブな自己主張は、自分の気持ちを主張できるという反面、相手の言うことには聞く耳が持てないというタイプです。一方、ノンアサーティブな自己主張は、相手の言うことを聞き入れられる反面、自分の気持ちを主張することができないタイプです。アサーションではない自己主張の場合、コミュニケーションに問題が発生することが予想できます。</p> <h3>アサーションを身に付けるポイント</h3> <p>アサーションを身に付けるポイントは、主語を「あなた」から「わたし」に切り替えることです。「わたしはこのように思っている」という自分の思いを相手に正直に伝える意識を持つことが重要です。また、相手の主張に対しても誠実に受け入れた上で自分が感じたことを伝えます。<br /> 自他尊重のコミュニケーションを取ることで、不本意に相手を傷つけず互いに気持ちの良いやり取りができ、良好な関係を築きやすくなります。</p> <p><a href="https://at-jinji.jp/words">>>「人事・労務の用語集解説」一覧へ戻る</a></p> -->
カテゴリ
カテゴリ未選択
更新日時
meta情報
title
description
@人事の「人事・労務用語集」。「アサーション」の意味を解説するページです。アサーションの効果、身に付けるポイントなど、人事労務担当者が知っておくべきアサーションの知識を紹介しています。
アイキャッチ